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Diary 釣りに行ってきました

 2004/9/10(金)
 昨日休暇を取って久しぶりに釣りに行ってきました。
 釣果はというと、なんとなんと40センチを頭に4匹もクロダイが釣れました。
 これは奇跡です!今までの最高は2匹ですので、記録更新です。

 釣りをしない方にとっては「向こうの世界」の話でしょうから、ここでちょっと説明します。

 クロダイ(関西以西では「チヌ」と呼ばれています)は海岸近くの浅海に普通に見られる魚ですが、警戒心が強く釣るのが難しい魚とされています。
 なかなか釣れないとなれば、いろいろと工夫して釣れたときの喜びはひとしおで、クロダイばかりひたすら狙い続ける熱狂的な釣り人も多く(私もその1人)、釣魚として人気の高い魚です。
 警戒心が強いので、水深のある漁港の堤防周りや磯場などで、台風などによって海が荒れた後の海水が濁っているときが釣り場として良いようです。
 釣り方はいろいろありますが、ウキフカセ釣りといって、コマセという寄せエサをまいて魚を自分の近くまで寄せ集めて釣る方法が一般的です。
 ところがこのコマセ、やっかいなのがクロダイ以外の魚まで集めてしまうところです。
 クロダイは一般的に海底近くを回遊する魚なので、コマセに集まってきた魚がクロダイより先に針についたエサを食べて(釣れて)しまい(このような魚を「エサ取り」と呼び、クロダイより圧倒的に数が多い)、海底付近にいるクロダイが一向に釣れないということになってしまいます。 
 そこで考案されたのが「ダンゴ釣り」です。
 エサの付いた針をコマセで作ったダンゴの中に仕込んで投げ入れると、上層を泳ぐエサ取りは食べる事ができず、海底にいるクロダイまで届きます。
 しかもダンゴには集魚効果のあるコマセを使いますので、クロダイが集まってくるという1石2鳥の釣り方です。
 そして、海水を吸って割れた(溶けた)ダンゴからエサの付いた針が飛び出し、クロダイがパクッと食いついて釣れるという寸法です。
 だだしこのダンゴ釣りもそう簡単にはいきません。
 ウキがぶらさがった糸がついたダンゴを10メートル近く先に投げ込むわけですから、ある程度粘り気のあるコマセを硬く握らなくてはなりませんが、あまり硬すぎるダンゴでは海中でいつまでもダンゴのままで、いつまでたってもエサが飛び出さない(釣れない)ということになります。
 かといって軟らかくすると、今度は投げたときに空中分解してしまったり、うまく投げられたとしても海中でエサ取りにつつかれて割れしまい、クロダイまでエサを届けることができません。
 ダンゴを狙った場所まで投げる→エサ取りをかわして底まで沈む→数分で割れる(溶ける)というのが理想的ですが、なかなかこうはいきません。
 ダンゴの素材、配合、水分量、握り加減など工夫と鍛錬が必要です。
 その他まだいっぱいありますが、ここまでにしておきます。(ここまで読んでいただいてありがとうございました。)。

 私がいつも行く釣り場は千葉県館山の館山湾内の堤防です。
 海上自衛隊館山航空隊のすぐ脇で、その名も「自衛隊堤防」と呼ばれ、クロダイのダンゴ釣場として関東では超メジャーな場所です。
 休日ともなれば、5メートル間隔でたくさんの釣り人が並び、みんなドボンドボンとダンゴを投げています。
 

 前日夜8時頃自宅を出発し、釣り場に着いてから仮眠します。
 そして夜明けと同時に釣り場へ向かいます。
 さて、今日は釣れるかな・・・












 ここが釣り場となる堤防です。
 ヨットが係留されている反対側で竿を出します。
 いつも堤防中央付近の同じ場所です。
 水深はだいたい7〜9メートルぐらいでしょうか。

 さすがに平日は人が少ないです。
 
 ここのように波が静かで、海底がフラットな砂地のような場所がダンゴ釣りに適しています。






 AM7:40 1匹目ゲット
 一昨年の9月13日以来ほぼ2年ぶりの釣果です!
 釣り上げた後、さすがに足が震えました。

 いつ見ても惚れ惚れするきれいな銀ピカの魚体です。









 真ん中の丸いのがダンゴです。
 エサとなるオキアミ(左上)と練りエサ(右上)です。
 ダンゴの素材は、固まりやすくする米ぬかとオカラ、重く投げやすくする砂、 集魚効果のあるアミエビ(佃煮でお馴染みの1センチくらいのエビ)、押し麦、サナギ粉(乾燥させたカイコのサナギを細かく砕いたもの)などです。
 これを両手でぎゅっぎゅっと握って丸くします。
 1日握ってると腕がパンパンになります。
 1メートルの高さから落としても割れない硬いダンゴを握り、それを50メートルくらい遠投する人もいるそうです。 
 私は10メートルがやっとです。それ以上投げようとするとほとんど空中分解です。





 湾内には護衛艦や海上保安庁の巡視船が見られます。
 そして館山航空隊から飛び立ったSH−60ヘリが頭の上をバラバラと飛び回るにぎやかなところです。
 時には潜水艦も姿を見せます。











 これが当日の釣果です。
 この他に、シマイサキ1匹、ボラ1匹(これがでかくて50センチ)、ゴンズイ2匹(口の周りのトゲに毒がある嫌われ者)でした。
 クロダイとシマイサキは刺身、塩焼き、煮付け、潮汁にしておいしくいただきました。


← えっ! これ食べていいの!!
 と言わんばかりに、らんらんと目を輝かせています。






 ということで、釣りネタで終わってしまいました。
 次はいつ行けるでしょうか・・・