かじさんのエアライナーモデリングルームへようこそ

Modelling

BOEING 747 金鳥ジェット

 先日のJMC東京会場で、「機体の下面部分はどうやったのか?」とういう質問が多かったので、簡単に説明します。

 その前にまず製作動機から・・・
 W氏は毎年1機ずつ和風のオリジナルデザインの「和(なごみ)」シリーズを作り続けています。
 私も何か年1ペースで企画ものをやってみようかということで、商品のパッケージデザインをそのまま旅客機に塗ってしまうという、パッケージデザインシリーズを今年から始めてみることにしました。
 その第1弾としたのがこの金鳥蚊取り線香のパッケージです。
 だれでも知っていて親しみやすいもので、かといって旅客機の特別塗装とかには絶対にならないだろうという基準で選びました。
 そしてなによりパッと見てウケるというのも重要です。

 まだコクピットの窓枠と垂直尾翼前縁の銀色部分の塗装が残っていますが、塗装はここまでです。
 あとはすべてデカールとなります。
 

 箱からデカールの元となる図柄をスキャナで取り込みます。
 この模型のデザインは一番上の写真の右側に写っている箱を元にしていますが、この箱に描かれているニワトリの図柄は、すべて欠けていたり文字が重なっていたりで使えなかったので、もう1箱「小巻」とういうのを買うはめになりました。
 我が家の庭はヤブ蚊が多く、草むしりなどの庭作業時には蚊取り線香が必需品ですが、いつも買ってるのは安物のノーブランド品です。
 久しぶりに嗅ぐ金鳥蚊取り線香の臭いは、やはり違うというか効きそうな感じがしました。
   

 完成したデカールのデータ画像です。
 スキャンした画像をドローソフトでなぞってデータ化しました。
 菊の花(除虫菊?)と、その葉っぱと茎、丸にニワトリの図柄です。
 ニワトリの喉から胸にかけての細かいドット模様をどうしようかと悩みましたが、いつも悩まされているMDプリンタの薄い色のドットが目立つという欠点を応用しました。
 参考(こんなものを参考にする人なんかいないか)までにその方法は、
@模様部分を別データで作成Aグレイスケール黒20%で着色B赤のカセットリボンに黒の識別シールを貼り単色の黒を指定して印刷します。
 そうすると、プリンタは赤カセットを黒カセットと誤認して印刷します。
 これは赤単色20%で印刷したことになり、通常ではドットが目立って使えたものではありませんが、今回はこれがうまい具合になってます。
 MDプリンタはこのような小技が使えるのがおもしろいです。

 それぞれをランダムに貼り付けていきます。
 当初は、「丸にニワトリ」に下地が透けない処理(下地に白を印刷する)を施し、菊と葉っぱの上に貼る予定でしたが、実際に貼ってみると下の菊などが透けて見えてしまうので、「丸にニワトリ」の上に菊などを貼り、重なった部分はカッターで切り取るという面倒くさいことになってしました。
 「ランダム」に配置するというのも結構難しいです。
 箱の図柄には並び方になにか規則性がないかよく観察しましたが、結局わからず、適当に貼ってしまいました。
 ここだけで1週間ほどかかりました。
 

 すべて貼り終えた状態です。
 もうちょっと細かく貼り込めば良かったかも・・・。
 

 「金鳥の渦巻」も作りました。
 書道をやっている娘から「ウマイ」と褒められました。
 両脇の菊の花は複雑でとても画像データは作れないので、スキャンした画像をそのまま印刷しました。
 ただし、青い下地にそのまま貼ると黒っぽくなってしまうので、外枠だけの画像データを作成し、白で印刷したものを下に貼ってあります。
 客窓の上の金の帯もデカールです。

 デカールを貼り終えて残ったデカール用紙の切れ端の山です。
 失敗も含めてウェーブのクリアデカール3袋(9枚)も使ってしまいました。
 私の場合、おっちょこちょいが災いして印刷ミスが多いです。
 

 というわけで、へんてこりんな飛行機が完成しました。
 モデラー以外の方が多く来場する展示会では、このような見た目のインパクトがある模型のほうが人気があります。(特に女性や子供に対して)
 作る方としても張り合いがありますが、スケールモデルとしては邪道かもしれません。
 なにしろ、製作動機が「ウケ狙い」なのですから・・・
 これを作っているときは、完成したらどんな風になるんだろう、早く人に見せたいとワクワクしていました。
 プラモデルは、楽しく作って楽しく見てもらえば、それでいいのだ!
 だから私が作るのは、こういったふざけたものばかりになってしまうんです・・・
 今度はツルピカの戦車とか作ってみようかな・・・
 
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